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雪国の林業と森林の物語 その3

みなさん、こんにちは。天杉太郎です。
梅雨が明けました。夏本番です。

さて、池嶋司氏著『雪国の林業と森林の物語』を二回に分けてご紹介しました。
この著書は、スギ天然林について克明に調査され、その択伐的利用を含めまとめられた貴重な資料です。
今回からは掲載写真の一枚一枚を振り返り、スギ天然林の実態をもう一度見て行きたいと思います。
スギ巨木の不思議な樹形解明には、スギ天然林の幼樹からの成長過程をイメージできることが必須と考えています。

それでは、掲載写真を5・6枚づつ見て行きましょう。

s-写真-1

①は立条した枝、②・③は伏状更新して成長したものと見てとれます。
複層林とは、樹齢や樹高の異なる樹木で構成され、樹冠の部分が何層にも分かれている林を言います。


s-写真-2

①が親木で、②・③は伏状更新し成長したもので、④はさらに萌芽した枝が伏条始めたところと言えそうです。


s-写真-3

立派な株スギです。笠菅山の頂上部にはこうした株スギが沢山見られます。


s-写真-4

「将軍杉」は株スギのシンボル的存在と言えます。伏条更新し根元部が合体したもの。上部には立条更新も見られます。


s-写真-5


この天スギこそ「ヨドの森」のシンボルツリーです。池嶋氏のコメント通り典型的な立条性の株スギです。
別な見方をすると伏条更新した根元部が合体した結果とも見れますが、中央に主幹の跡があることから、主幹が伐採された(叉は大きく損傷した)後に、一次枝または萌芽枝が急速に成長したものと考えた方がよいと思います。


次回以後も池嶋氏が調査・まとめられた資料を通して、スギ天然林の実態をしっかり見て行きたいと思います。
乞うご期待!!
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