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春の裏五頭巡り その2

みなさん、こんにちは。天杉太郎です。
今回は、春の裏五頭巡り その2 「熊小屋沢の天然スギ」と題してお送りします。
中ノ沢渓谷森林公園の熊の子広場、そこを流れる沢が熊小屋沢。今回紹介する天然スギ群は、この沢の上流尾根筋に広がっています。
その中でも特徴あるスギ巨木を順番に見ていきましょう。

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最初は「出べそ」のある天スギです。画像下側を見てください。主幹の地際右側に大きな出っ張りが見えます。地立ちの一本スギに見えますが、地際から3m位の場所に伐採痕らしきものがあり、その上からは立条更新で複数の幹が成長しています。標高は360m。


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今回、もっとも紹介したいスギ巨木です。二本に見えますが典型的な株杉で、地際は繋がっています。写真左側の幹は台杉化しています。もうひとつの特徴は樹冠に三本の枯れ枝が出ています。杉峰へと続く五頭山登山道からも見えます。


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これまた驚きの一本でした。「タッコギジダチ」とでも言いましょうか。画像中央、スギ巨木の右側は典型的な株杉拓伐利用によるタッコギ、左側は伏条更新によりまっすぐに成長したジダチ、天然スギの更新の様子が良く分かります。標高は420m。

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最後は正に天然スギの姿、人為的なものかは分かりませんが、多くの枝を出しています。風の通り道、細くなった尾根筋に多くの枝を成長させ、風の影響を分散させ、逞しく生きている、そんな感じです。

「裏五頭山系」探せば探しただけ、天然スギが出て来ます。
こうして、裏五頭の天然スギ調査を続けて来ると、ある仮説が生まれます。
人の生活圏からの距離と天然スギの樹形にはある法則性があるようです。
近ければ近いほど台杉型天然スギが多く、遠ざかるに連れて台杉型は減り、株杉が増え、最終的にはジダチが多いです。

人の関わりがあっての天スギ樹形、「人の生活圏からの距離と天スギの樹形」面白いテーマになりそうです。こうご期待❗



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