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ジダチ と タッコギ

みなさん、こんにちは。天杉太郎です。

ここ最近、天杉日記では「春の裏五頭巡り」と題してお送りしています。
今回は、この中で頻繁に出てくる言葉「ジダチ と タッコギ」についてお話します。
もうひとつ「あがりこ」も出て来ますが、お山の森の木の学校のスタッフブログで紹介されているので、ここでは簡単に触れることにします。

「あがりこ」とは、主にブナの樹形に使われる言葉で、地面の上がったところから子が出ているという意味であがりこです。昔昔、雪のある季節に山人が薪を目的に幹・枝を伐採し、その後その周辺から新たな芽が出て(萌芽)、枝が成長(立条更新)していったものです。ブナ以外の樹木に使われる場合は、「あがりこ型樹形」と呼ばれています。

さて、本題「ジダチとタッコギ」ですが、これは地元・中ノ沢の方言です。
今から10年以上前、裏五頭の天然スギに興味を持って調査を始めると中ノ沢の人達から「何が面白いの!? 金にならない杉が」とよく言われました。
でも同時に「石戸道の沢の向こうにタッコギがあるよ。行ってみたら!」と天然スギ巨木の情報も教えてくれるのでした。
中ノ沢の山の師匠・与三郎さんに何ですか!?と訊ねてみると、杉らしく地面から真っ直ぐ伸びている天然スギを「ジダチ」、杉らしくない変な形の天然スギを「タッコギ」と呼んでいるんだよ。と、教えてくれました。
中ノ沢では、「変な」を「タッコ」と言うのだそうです。
次の画像を見てください。

     201703261854280eb.jpg


春の裏五頭巡りで訪ねた「根大杉」です。
画像左の真っ直ぐ伸びている天然スギが「ジタチ」、右の根大杉、変な形の天然スギが「タッコギ」となります。
「あがりこ型樹形」を含め変な形の樹木だらけの中ノ沢。この地ならではの方言「ジダチとタッコギ」、これからも大切に使っていきたいと思います。




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