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根っ子の大杉 その5

 みなさん、こんにちは。天杉太郎です。
 新潟は、また大雪です。こんな中、この11日「天杉積雪埋没状態調査隊」5名は、積雪3m近い「中ノ沢渓谷森林公園」におもむき、悪戦苦闘のラッセルそして雪堀りの末、天然スギが雪で埋まっている状態を克明に調べて来たのでした。「何のために?!」と言うお話も含め、機会を見てブログでご紹介する予定です。

 その時の様子を見てください。

   yukihori-1.jpg    yukihori-2.jpg    yukihori-3.jpg    yukihori-4.jpg

 左から、いつも元気・角田さん、良き支援者・竹内さん、今回初登場、青いジャケットのどんと任せろ・一幸さん、そして天杉二郎と写る地質が専門・高橋さんです。
 2月の「中ノ沢渓谷森林公園」大変でしたが、とても美しかったです。調査隊のみなさん、本当にご苦労さまでした!これに懲りずこれからもよろしくお願い致します。

 さて、本題です。今回は「根っ子の大杉 その5」として、「根っ子の大杉」の「穴」についてご紹介します。
 まずは、「根っ子の大杉」を上から見てみましょう。

     s-nekko-13.jpg    写真下側、幹の付け根辺りに「穴」があります。

 もっと近寄ってみましょう。

   nekko-28.jpg    nekko-29.jpg

 良き支援者・竹内さんが写真を撮っています。右の写真は、スギの専門家・清盛氏が穴に入っています。「穴」の中は人一人すっぽり入れるくらいの大きさなのです。
 「穴」に入って中を調べると穴の上のほうに次の写真の様なものが見えて来ました。何でしょうか?

   nekko-30.jpg   朽ちた木材の中に新たな樹皮が見えているのです。

 ここで改めて「ヨドの天スギ Y-10」を思い出して頂きたいのです。

   Y-10-5-1.jpg   nekko-32.jpg   そうです。「根上り木」でしたね。

 右側の写真は、Y-10の空洞部分を撮ったものですが、朽ちた木材の外側に新しい幹・根の樹皮が見えています。と、言うことは!
 そうです。「根っ子の大杉」の「穴」の調査から推測できることは、「根っ子の大杉」も根上り木である可能性がきわめて高いと言うことです。これにもおお驚きでした。

 驚きついでに昔の写真を確認していたら、また驚きの写真が出てきました!

   s-image1.jpg   nekko-31.jpg         s-nekko-13.jpg   nekko-30.jpg

 左側から一枚目の写真は、中ノ沢の長老・神田幸一さんの案内で「ヨドの森」のさらに奥にある天スギの巨木を見に行った時のもので、二枚目の写真は巨木にある空洞の内側上部の様子です。朽ちた木材の中に新しい樹皮が見えています。と、言うことは・・・。これも根上り木?!。この巨木はかなり古く、これが根上り木だとすると大きな発見になるかもしれません。三枚目・四枚目の「根っ子大杉」とその内部の写真を見比べてください。良く似ているでしょう!!

 もし「根っ子の大杉」そして「ヨドの森の奥の巨木」が根上り木だとするとその樹齢はかなり古いと思われ、加えて先回ご紹介した「根っ子の赤ちゃん」1cmで40歳の事実をも考えると「ヨドの天スギ」は、学術的にもかなり貴重な存在になるのではないかと秘かに思い始めています。

 次回は「根っ子の大杉 その6」として、「ヨドの森」:「時空」を感じるスギ巨木の森と題してご紹介します。乞うご期待!!
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コメント

穴の正体は、切り株の跡ですか。
人が入れるくらいの穴ということは、大きな切り株ですね。
切り株の上で芽生えた杉が、どうやって栄養を得て成長するのか、
自分にはとても不思議です。
「40年で1㎝」の話を考えると、切り株と同じ太さになるまでに
1000年以上かかっていることになりませんか?

杉の成長より先に、切り株にきのこなどが生えて
腐ったりしないのだろうか、と考えてしまいます。

または、切り株が生きているなら切り株自身の枝というか
脇芽のほうが有利に成長していくのではないですか?

素人なので、現実と違ったイメージをしているかもしれませんが、
根上がり木は不思議です。

天杉ファン

天杉埋雪ラッセル調査ご苦労さまでした。
雪の中だと、ウサギの食害保護になっているかも。
加茂市近辺では植林初期の杉は、食害の保護をしています。(コールタールを少し葉っぱに塗る)
最近天杉ファンが増えたようですね。
うれしいです。

生命力に感動!

またまた天杉の生命力に感動しました。
親杉が伐採されその年輪から若い杉の木が育ち、親を乗り超えていく。
その過程をみる人が見るとわかるんですね。
人間は親を乗り超えたかどうか分かりませんが、杉は親から引き継いだものがその形状や、年輪でわかるんですね。
新しい発見ばかりで、目からうろこ・・・です。
大雪の中、調査に行かれた方々、その調査結果を楽しみにしてます。
寒そうですが、楽しそうですね。
炬燵の中からすみません。
                            芽空洞子記

天杉ファン

天杉ファンのみなさん、コメントありがとうございます。

今の世の中の価値観では、なかなか理解されにくい天然スギの魅力ですが、
少数であってもこの魅力に共感頂けることは、とてもうれしく思っています。

人間は自然に対しもっと謙虚にあるべきといつも思っています。
なぜなら自然は、人間の考えを遥かに超える、とてつもなく大きなものだからです。

根上り木の調査は、この春本格化します。是非ご一緒ください!

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