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天狗の大杉 その3

 みなさん、こんにちは。天杉太郎です。
 9月に入っても暑い日が続きますが、もう少しの辛抱です。また、天杉観察の時期がやって来ます。
 さて、今回は「天狗の大杉 その3」として、その全貌をご紹介します。

 コラムで「兎吉朗」さんからの質問「なぜ、天狗の大杉なんですか?」「なぜ、雪害を受けなかったんですか?」は、これから回を重ねる中で、お答えして行きます。
 それでは、まず最初に先回ご紹介した「天狗の大杉」をあらためて見てみましょう。

    天狗-10     天狗の大杉

 傾斜地の一番上で思いっきり枝を伸ばして光を浴びています。一見すると針葉樹の「スギ」ではなく、広葉樹?の「スギ」と言った感じですね。それでは次に、この写真の反対側、斜面の上、向う側から「天狗の大杉」を見てみましょう。

  天狗-11

 どうですか。大きいので上下二枚の合成写真です。枝を思いっきり伸ばして、斜面に降り注ぐ光をめいっぱい浴びている。そんな感じが伝わりますでしょうか。今までご紹介してきた「ヨドの森」「展望台」の天スギとは全く異なるのです。今回は細かな部分のお話はなしで、まず全貌を見て頂きたいと思います。次にたくましい幹ぶりと枝ぶりを見てください。

    天狗-12  たくましい幹ぶり      天狗-13  たくましい枝ぶり

 スギをはじめとする針葉樹は、主軸となる幹がしっかりと成長し、枝ぶりがきれいに円錐形にまとまるのが普通で、専門的表現を使えば「頂芽優勢」が弱く、「頂芽制御」が強い結果と言えます。こうした樹木学的なことは次回以降お伝えすることとして、なぜ「天狗の大杉」はこの様な樹形になったのでしょうか。次の写真を見てください。

  天狗-14

 写真で見るからには主幹に損傷がないのに、側面の枝(側枝)が主幹に匹敵するくらいに大きく成長しているのです。もうひとつ驚いたことは、次の写真を見てください。

    天狗-19  枝の幹ぶり

 多くの場合は、この写真の矢印部分で、雪害などで主枝が折れてしまい、その脇・上側の枝が真上に成長して主幹の様な枝として成長するのですが、その痕跡が見当たりません。以前展望台の「天杉四郎」でご紹介したような側枝がそのまま幹のように大きく成長したものと思われます。

 それではここで「天狗の大杉」の大きさをイメージしてもらうために次の一枚を見てください。

    天狗-16  天狗の大杉

 中ノ沢渓谷森林公園・森林科学館の明石さんと木工工芸作家のお髭の飯田さんです。あらためて「天狗の大杉」も威容がわかりますね。それでは最後に大好きな一枚をご紹介します。

  天狗-17

 「天狗の大杉」の特徴を良く表しているユーモア溢れる一枚です。

 次回はなぜこの様な樹形になったのか!そして「天狗の大杉」で起きた一大事件についてお伝えします。乞うご期待!!
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コメント

天狗の大杉

天狗の大杉すごいです。個々の枝枝が一つ生命体で、それが全部集まって天狗の大杉とゆう大きな生命体のようですね。
なにか珊瑚みたいでビックリです。次回のUP楽しみです。

前回の遠くからの全体の写真と、今回の写真では、
別な杉かと思うほどイメージが違いますね。
上のほうは葉が茂って、素直にのびのび育っているように
みえますが、根元の幹や枝はねじり曲がっていて、
何があったのか不思議です。
この杉の姿から、どんなことが読み取れたので
しょうか。次回を楽しみにしています。

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