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天杉太郎のアマチュア樹木の基礎講座 その(2)

 みなさん、こんにちは。天杉太郎です。
 すっかり春になりました。今月末、中ノ沢では毎年恒例の「花見の会」が催されます。長かった冬が終わります。

 さて、今回は「天杉太郎のアマチュア樹木の基礎講座 その(2)」として樹木の「株立ち」について一緒に勉強したいと思います。

 この度の樹木の基礎講座では、天スギの樹形・ボディランゲージを読み解くための必要知識を勉強していきましょう。実は樹木に関する勉強を進める中で、出てくる「用語」の定義・意味が良くわからず、またインターネットでもこれら「用語」の意味・解釈が人によって違うため混乱してしまいました。そこで、この度の基礎講座で「用語」の定義・意味・解釈をしっかりとおさえ、同時に天スギの実例を交えて、勉強したいと思います。
 樹形に関する勉強をするにはテキストが必要です。樹形の勉強では、樹木学の様な専門書より園芸書や庭木の手入れに関する書籍の方が非常に有効です。以前にも紹介した専門書をあらためてご紹介します。次の4冊です。

    参考書

 このブログ「越後の天杉日記」に興味があり、少しは樹木について勉強してみようと言う方は、是非これら参考書を購入してみてください。この中でも 堀大才・岩谷美苗著「図解 樹木の診断と手当て」は、書籍名とは裏腹に一番わかり易い入門書、1500円しない手ごろな価格でもあり、是非購入してください。少し大きな本屋さんであれば必ずあります。当然アマゾンでも購入できます。天スギファンの皆さんがこの入門書を持てば、鬼に金棒!「次回は、PART1 樹形からわかる木のメッセージの58ページ、 環境や人の手で変わる樹形について勉強しましょう!」と言えます。

 樹木の基礎講座のテキスト紹介から始まりましたが、この度の樹木の基礎講座では少し「手抜き」をさせてもらいます。手抜き?
 当初この基礎講座では、天杉太郎の「絵心」を持ってご紹介して行こうと考えていました。きっかけは、次のブログのイラストを見たからです。  あがりこ型樹形   この樹木のイラストが樹形の特徴をとらえ、非常にわかりやすかったからです。なんとか自分も「自前の絵心」を持ってみなさんに!と思い、天スギ樹形を水彩画で描こうと準備を始めたのですが・・・・。思うとやるとでは大違い。なかなかむずかしい。加えてこの4月は天スギ調査のベストシーズン、新たな天スギを求めて毎週の様に中ノ沢周辺を歩き回っており、なかなか時間が作れません。と言うことで、言い訳はこのくらいにして、樹形に関する用語解説は、他者様のブログを紹介させて頂くことで、ご勘弁いただきたいと思います。

 天スギ樹形の謎を解く、謎解きのために必須の知識は三つ。一つ目は、「株立ち」。ふたつ目は、「萌芽(ひこばえ・胴吹き)」。三つ目は、「更新(萌芽・伏条・立条」。と考えています。今回は、「株立ち」について一緒に勉強しましょう。

 まず「株立ち」の意味合いについて次のブログを見てください。いろいろ探し勉強してみましたが、シンプルに記述され、イラストもあって一番わかりやすかったです。  株立ち  この中で重要な用語は「一本立ち」の1と2、「本株立ち」の3と4です。

 それでは次に実際の天スギと合わせて見て行きましょう。

 1.一本立ち(真直ぐな一本)
      ブ13-15    デトヨドの森の一本スギ

 2.一本立ち(幹は一本、途中で枝分れ)
      ブ13-16    ヨドの森 Y-1 シンボルツリー

 3.本株立ち(株元が地面の下)
      ブ13-17    笠菅山 頂上部の株立ちスギ

 4.本株立ち(株元が地面の上に一部出ている)
      ブ13-18    笠菅山 頂上部の株立ちスギ

 どうでしょうか。4つの区別はついたでしょうか。本来スギは「一本立ち」で成長するものと思いますが、次々回でご紹介する「更新」の仕方によっては「株立ち」で成長する場合もあるということです。「スギの株立ち」は実際あるんです。天然スギでは。
 ただ4番の本株立ちの中には、これが株立ちなのか、それとも一本立ちの変形なのかを見極めるのがはかなり難しい事例が多くあります。とにかく調査を続け、事実を積み上げて行きます。

 今回の「株立ち」の勉強の中でみなさんにお伝えしたいことは、「杉」の名前は、直木(すぎ・杉)すなわち、まっすぐな木ということからきているといわれています。が、幹が一本まっすぐのびるのが「杉」と言う既成概念を捨ててもらわないと天スギ樹形の謎解きは前に進まない。ということです。

 次回は「萌芽(ひこばえ・胴吹き)」について勉強しましょう。乞うご期待!





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コメント

真っ直ぐ伸びる、株立ちする、曲がりやすい、
枝を出しやすいなどの特徴は、杉それぞれの
個性なのでしょうか?
葉っぱの形状や、根っこの出かたもバリエーションが
いくつかあるのですか?
毎回、ブログに出てくる杉は様々な樹形で、
読み解くのも大変ですね。
本を読みながら考えてみようと思います。

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